とりとめのない話

140字にまとまらない言葉を残すための場所。

単独初主演ドラマの話。

 

 

2023年3月15日の朝。

いつもながら起床後すぐに開くスマホをこの日は何故かすぐには開かず吞気に朝ご飯を食べていた。胃袋を満たしながらブラックコーヒーを片手に、何気なくスマホを開いて気付くいつもより多い通知。

 

お?現場でも決まったか?なんて思ってLINEを開くと友人から続々と連絡がきていて、何やらリンクが張られていた。

 

 

 

それを押した瞬間、時が止まったような気がした。

 

 

 

一緒に添えられたおめでとう!の文字を目にした瞬間に溢れ出た涙は、喜びの涙で。

成人女性のくせに子どもみたいにわんわんと声を上げて泣いて泣いて、その後大喜びしてトトロの畑のシーンみたいに「夢だけど!夢じゃなかった!」なんてキンブレ持って小躍りして大はしゃぎした。おかげで会社に遅刻しそうになったのは言うまでもない。(遅刻しそうになりながらもしっかりスポ紙は買ったが)

 

 

 

 

それが、自担に待望の演技仕事が舞い込んできた朝だった。

 

 

 

 

 

 

 

このドラマの仕事がある前、決して自担に仕事が何もなかったわけではなかった。メンバーと一緒にレギュラー番組にもラジオにも出演していたしそれとは別にバラエティー番組への単発出演もいくつもあった。

 

ただ本人が「演技の仕事がしたい」という声に対して、ドラマや映画のお仕事が回ってこなかっただけ。こと演技に関しては他のメンバーに比べて、機会に恵まれていなかったのだった。

だけどそれも贅沢な話であって、仕事があるだけいいじゃないかと言われるとそうだし、だからこそあまり大きな声では言えなかった。「自担の演技仕事がほしい!」だなんて。

 

 

 

だけど、それがある日突然舞い込んできたわけで。

 

 

 

 

 

 

 

嬉しいねえ。幸せだねえ。やっときたねえ。と、その日はずっとふわふわしていた。あまりの嬉しさに。

 

 

 

 

 

 

だけどそれと同時に、盛り上げていかないと!と気を引き締めることとなる。そう、決まったからには盛り上げていかなくてはならなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

有難いことにドラマの公式アカウントは手厚かった。

 

 

地域によって放映時間にバラつきがあるため、涼くんinfoさんがTVerの同時再生を企画しようとしてくださっていたのは知っていた。(いつも情報まとめてくださりありがとうございます!)

それを知ってか知らずか、公式さんが同時再生を実施してくださったのだ。しかもタグを指定して。

 

後番組が始まった今、同時再生が行われていないと知り、あれは公式さんのあたたかさだったのだなと改めて知った。おかげでTVerを再生しようという機会を幾分増やすことができたと思う。

ドラマって毎週同じ時間にマメに見れる人ばかりではない。ましてはローカル制作の深夜帯だ。原作を知ってて見てみようかな?と思う人がいるぐらいでわざわざそれだけを見る機会が多くはないと思うから。

 

 

 

 

 

さらには、涼くん本人による副音声のIsland TVの更新。

 

 

4話から突然始まった副音声動画。これがまたすごくすごくよくて。

涼くんの声を聴きながら一緒に見てるような感覚がするもので、時折撮影の裏話を話してくれたりドラマの台詞を一緒に言ってくれたり。

 

しかも1回だけかな?と思っていたら、結局最終回まで撮ってくれて。

他にも仕事があったりして忙しい中、時間を割いてくれたことで涼くんのドラマのへの意気込みというか熱量を感じることができたなと思った。

 

 

だからこそ何とかその気持ちに応えたい・何とか数字に反映したいと思って、副音声の同時再生企画を組んだんですけどね。至らない点も多かったと思いますがご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

そんな中で、嬉しいツイートをたくさん目にする機会があった。それは「俳優の顔をした橋本涼」を初めて知る人のツイートだった。

 

 

「ドラマ見て橋本涼くんが気になる…」

「灰仁役、似合ってるじゃん」

 

 

最初こそ原作ファンにボロカス言われて叩かれたけど(笑)でも、それは原作派には原作への愛があるから不満に思うわけで。理解はしてたけどめちゃくちゃに悔しかった。正直うるせえよ、見てから言えよって思ってた(小声)

 

私が悔しかったんだから、本人もきっと思うところはあっただろう。

 

 

 

でもどんな感情も愛に変えてこちらに見せてくれるのが、橋本涼さんで。

 

 

原作をたくさん読み込んで、ここのシーンはこうだからって現場で監督さんやスタッフさんと話し合ったり、本来は台本になかった台詞を原作にはあるから入れてみた方がと提案できたり。

涼くん本人が少女漫画が好きで、その世界観を大切に思う気持ちがあるからこそ原作を好きな人にも自分のことを好きな人にも愛してもらえる作品づくりを心掛けたのかなと、感じた。

 

決してネガティブにではなく、ポジティブに優しい世界を生み出す。それは私が好きな彼の一面だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でもね、やっぱり正直言うとまだまだ思い残すことはあって。

 

もっと盛り上げていきたかったな~とか

もっとTVerのお気に入り登録の数字いけたよな~とか

SNSのコメント頑張ったけど全然だったな~とか

副音声の企画もっとちゃんとやれたらもっと数字伸びたかな~とか

 

もっともっと、と思えばキリはないけれど、それもまた次に生かすべきところとして頭に入れておこうと思う。次が近い未来にやってくると信じて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

始まる前からすでに終わるのやだやだ言ってたし、最終回の日は終わっちゃう……とめそめそしていたけど。

 

 

 

個人的には、単独初主演ドラマがこんなにも手厚い公式さんのもと、本人が終わるのやだよー寂しいよーロスだーって素直に言えるほどのあたたかい雰囲気で最終回を迎えられたことをとても嬉しく思ってる。

 

そして、そう思えるのも涼くん自身が素敵な空間と雰囲気を創り上げたからだと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

涼くん、ドラマ「墜落JKと廃人教師」完走お疲れさま。

あなたのおかげでこの原作を知ることができたし、久しぶりに少女漫画を読みました。いい作品に出会わせてくれてありがとう。

 

涼くんの演技が大好きで、ずっと見たいと願っていたから情報解禁になってからの2カ月半、ずっとずっと幸せだったよ。

 

原作はまだまだいいシーンもあるし、この勢いのままでシーズン2や映画化が同じメンバーで出来たらいいよね。

 

 

そのためにも、また後押しできるように努めます。

 

 

 

 

 

 

 

ああ、本当に毎週楽しかったなあ。BOXの発売まで、Huluで見返そっと。